アスベスト含有建材規制の歴史
2019/06/06
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アスベスト含有建材規制の歴史
アスベストは耐熱性・絶縁性・保温性に優れており、そのうえ安価なため建築資材をはじめ、1970年から1990年の間に大量に使われた。
しかし、アスベストの吸引により悪性中皮腫や肺がん等の病気を引き起こすおそれがあることがわかっている。
そのため、年々規制が厳しくなっていき、現在では使用が禁止されているほどである。
1975年 アスベスト含有5%を超える吹き付け作業の原則禁止
1980年 アスベスト含有ロックウール、日本石綿協会の自主規制により製造禁止
1995年 アモサイト・クロシドライトの使用等の全面禁止
2004年 クリソタイルを含む建材・摩擦材等の使用等の禁止
2005年 アスベスト含有1%を超えるアスベスト製品の禁止
2006年 アスベスト1%から0.1%に強化された後に、全面的に製造・輸入など使用が禁止された。
アスベストの規制が始まってから、全面禁止まで長い歳月を要したため、現在でもアスベスト建材が使われている建物が存在する。
アスベスト建材が使われている建物の解体の際は、アスベストの含有を調査するアスベスト分析が必須であり、この分析精度の向上が求められている。
株式会社トライフォースコーポレーション
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