アスベスト関連工事を取り巻く利益相反
2019/12/12
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アスベスト関連工事を取り巻く利益相反
日本ではアスベスト除去に関するそれぞれの業者は兼業が可能である。
例えば、解体業者/除去業者が分析業を営んでいる場合がある。
この業務体系は施主やコンサルタント側からみれば、総合的に除去工事を進められるため、メリットのように見える。
しかし、施工者側からは都合のいいようにまとめられる可能性があるというデメリットもある。
都合のいいようにまとめられているという懸念はあるが、法的に監査する制度はないため、信じるしかないのが実情である。
このような事態に対して、米国では手加減や恣意的な行為が疑われる利益相反の排除が徹底されており、環境庁(EPA)により法律上、兼業は禁止されている。
アスベストの有無を精査する分析は、除去工事のための重要な工程です。
このように兼業する業者には利益相反の構造ができてしまうため、少なくとも分析においては独立の専門分析業者に依頼しましょう。
株式会社トライフォースコーポレーション
Tel:03-6206-8595 Fax:03-3252-2313
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