アスベスト分析はなぜ米国か?
2020/01/31
ブログ
アスベスト分析はなぜ米国か?
日本の計量会社は届け出制です。また、建材中の含有分析については特に資格はありません。
つまり、設備さえ用意できれば誰でもアスベスト分析ができてしまうということだ。
それは、仮にアスベスト分析の結果が間違っていたとしても通ってしまう可能性があるため、分析結果の信頼性が担保できていないということになる。
一方で、アメリカは法的根拠が求められる「訴訟社会」、このため監査制度がある。
州ごとに監査を実施する仕組みを持っているほどの厳格な体制である。
アスベストは悪性中皮膿や肺がん等の病気を引き起こす恐れがある物質である。
そして、アスベストの被害はどんどん拡大している。
この危険な建材物質を大量に使用した過去を変えることはできない。
では、我々が被害を抑えるためにできることとは何か?
信頼性が担保されていないアスベスト分析の見直しが先決だろう。
そのためには「分析結果に責任をとるISO17025試験所に分析」することが大切である。
日本独自のいい加減な方式に分析を任せるのではなく、国際標準となっている機関に任せるのは当然すべき対処と言える。
株式会社トライフォースコーポレーション
Tel:03-6206-8595 Fax:03-3252-2313
URL:https://asbestoslab.jp