アスベスト調査義務化、守れているのか?
2021/10/12
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アスベスト調査義務化、守れているのか?
アスベストを規制する法律が厳しくなっており、改正大気汚染防止法が2021年4月1日に施行され、解体を伴う工事を行う際にはすべての建材のアスベスト含有の有無を調査しなければならなくなった。
しかし現状は守れていない会社ばかりだという。「そもそもアスベスト有無の調査をしていない」「改正は知っているけど、具体的にどうすればいいのかわからない」という声がほとんどだ。中には、法改正そのものを知らない会社もでてくる始末。
法律違反になってしまうにも関わらず、アスベスト対策の周知というのは広がっていない現状の課題がある。
アスベスト被害者に対する給付金の支給や、厚生労働省や自治体による相談窓口の開設などトップダウンでの救済措置は進んできてはいるものの、それらを享受する側の認識にも問題があるように感じる。
当然、法律違反はあってはならないし、人命に関わる工事のため企業の信用力にも関わってくることになるだろう。自社のスタッフや施主の健康を大切に思わないような会社に、誰も大切な自宅のリフォームを依頼しようとは考えない。法改正をきちんと理解し、調査が必要なケースを把握することが大切である。
株式会社トライフォースコーポレーション
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URL : https://asbestoslab.jp/