建物の取り壊し、建て替えを考えたとき、建材にアスベストが含まれているか検査が必要です。アスベストに対して多くの情報がある今だからこそ、アスベストについて正しい知識を持ち、調査費用も踏まえて信頼できる会社に検査を依頼することが大切です。こちらでは、アスベストとはどのようなものか、またアスベストを含む建材についてご紹介します。
アスベストとは?正しいアスベストの知識と検査の必要性を考えよう
アスベストとは具体的にどのようなものかご存知でしょうか。アスベストは危険なもの、怖いものというイメージをお持ちの方も多いでしょうが、しっかりとした基礎知識を知っておくことが検査の必要性の理解にもつながります。
アスベストは、石綿と呼ばれる天然鉱石の繊維であり、とても軽く、綿のような素材です。クロソタイル、アモサイト、クロシドライト、トレモライト、アクチノライト、アンソフィライトの6つの種類があります。
アスベストは柔らかく加工しやすいだけでなく、断熱や耐火性、防音にも優れていることから多くの建材や吹付けに使われてきました。1956年頃から建築現場などで使われるようになったアスベストですが、肺がんや中皮腫になる可能性が認められ、現在では製造や使用が禁止されています。
建物や建材にアスベストが使われているかどうかは、検査でわかります。検査により6種類のアスベストのうちどれが使われているか、アスベストの成分についても詳しく分析することが可能です。
アスベスト自体は目にはっきりと見えるわけではなく、使用された建物を長期間使用することで健康被害が起こるのです。そのような事態を避けるためにも、1956年頃以降に建てられた建物について、検査をする必要性があると言えるでしょう。
アスベストが含まれている建材 費用を抑えて検査しよう
具体的に、アスベストが含まれる建材にはどのようなものがあるのでしょうか。こちらでは、アスベストが使われている建材をご紹介します。
アスベストが含まれている建材は、大きく分けて4つです。
1つ目は、石綿含有吹付けロックウールなどの「吹付け材」です。石綿含有吹付けロックウールと呼ばれるものは、ロックウールにセメント・アスベストを含んだものであり、吹付け施工に使われます。吹付け材にはこの他にも吹付けアスベスト、石綿含有吹付けバーミキュライトなどの建材があるのです。
2つ目は石綿含有保温材と呼ばれる「保温材」であり、配管やボイラーなどの保温を目的として使用されています。石綿含有耐火被覆材や、屋根用折板石綿断熱材も同じような働きをします。
3つ目は、成形板等として建材として使われている石綿含有ビニル床タイルや、石綿含有ロックウール吸音天井板、石綿含有スレート波板などです。
4つ目は、外壁や内壁に使用される仕上塗材や下地調整材です。塗膜のひび割れや施工時のダレを防止するために使用されています。現在製造・販売されている仕上塗材や下地調整塗材にはアスベストはまったく使用されていませんが、過去の製品にはアスベストが混入されているものがあります。
アスベストを含む建材には、聞き慣れないものも多いでしょう。もちろん今すぐにアスベストの対応をしなくてもよい建材もありますが、老朽化により飛散性のある建材もあります。そのため、できるだけ早く建材の検査をすることが大切です。
費用を心配される方もいらっしゃいますが、費用以上に心配なのは健康に害があることです。アスベストを含む建物を解体する際、何の対策もせずに解体してしまうと、作業員はもちろん周辺住民にもアスベストの被害が及びます。非常に小さいアスベスト粒子は飛散しやすく、潜伏期間は数十年と言われるほど長いため、安全対策がおざなりになりがちです。
しかし、作業員や周辺住民のことを本気で考えている会社であれば、当然真剣に取り組むべき問題であると言えるでしょう。リーズナブルな料金で検査を行ってくれる会社もありますので、ぜひ調べてみてください。大切なのはスピードや信頼性です。
アスベストラボ(株式会社トライフォースコーポレーション)では、信憑性の高い検査をリーズナブルな価格で受けることができます。検査をご検討されている方は、ぜひお問い合わせください。費用に関する問い合わせもお待ちしております。
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