高度成長期の負の遺産アスベスト
2019/03/12
日経産業新聞(2016/9/17)
高度成長期の負の遺産アスベスト 処理へ終わらぬ戦い
2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた再開発で、避けては通れない問題がある。かつて建材で使われた、有害なアスベスト(石綿)の処理だ。ビルの解体・改修時には、飛散防止など適切な対応が欠かせない。今後の処理にかかる費用は8兆円とも言われる。前回の東京五輪(1964年)に象徴される高度経済成長の負の遺産、アスベストとの戦いは、これからが本番だ。